JARL全国理事候補
JA8DKJ 三井 武
(みつい たけし)
現職 石狩後志支部長NPO法人ラジオ少年理事 
資格 第一級アマチュア無線技士、FCCエクストラ級  養成課程講習会講師
外国コールサイン AD7UV 
推薦者 JARL会長 JG1KTC 髙尾義則
    〃   JARL副会長 JA5SUD 森田耕司 
 〃   JARL副会長 JA8ATG 原恒夫


アマチュア無線の楽しさを若い人に伝えよう!!

 私がアマチュア無線に出会えたのは、中学生の頃です。電気工作等を楽しんでいたときにアマチュア無線があることを知りました。
 実際にアマチュア無線の資格を取るまでには、時間がかかり専門学校時代になっていました。
 電話級、電信級、2アマ、1アマと上級資格を取ると共に、電波は世界へと飛び、無線仲間が増えました。
 職場では、医療機器メーカーということもあり、アマチュア無線の工学の知識は大いに役立ちました。
 海外出張の機会も多く、特に大型医療機器の設置と修理には、アマチュア無線の経験を生かすことが出来ました。
 18年程前に札幌に出来た「NPO法人ラジオ少年」に出かけ、部品を調達しようとしたところ、当時JARLの理事(北海道地方本部長)のJA8ATG原氏に会い、何度目かの訪問で、「石狩後志支部長を受けてもらえないだろうか」という話になりました。JARLの役員の経験のない私には、荷が重いようでしたが、受けることにしました。
 それから8期16年もの間、多くの方々の支援を得て石狩後志支部長を受け続けるとは、思ってもいなかったことです。
 この度、幸いにも若い方が石狩後志支部長を受けてくれることになり、私がが全国理事に立候補することになりました。
 今、アマチュア無線の最大の課題は、若い方を育て、アマチュア無線文化を伝えて行く事です。役員一同一丸となって後継者作りに努力して参ります。
 
 どうぞ全国のJARL会員の皆様にはJA8DKJ三井へのご支援をお願いいたします。

 
 
 
この自作アンプから世界に強力電波を発射
しています。上は7Mhz2ELフルサイズです。



JA8DKJ 三井氏紹介 JA8ATG原恒夫(JARL副会長)

1 三井氏との出会い

  私が、三井氏と出会ったのは、札幌に移り住んで「NPO法人ラジオ少年」を立ち上げた頃のことです。事務所兼シャックの我が家の車庫へ、フェライトビーズを求めて来られました。何個かを購入いただきアマチュア無線談義にはながさきました。医療機器の販売会社勤務ということで、技術にめっぽう強く、また、アマチュア無線では、DXや管理をしているレピーターの話をされ、「すごい人だと」と感心しました。

 それで、技術に強いなら私が大事にしていたプロの受信機が、数ヶ月前突然受信不能になったことを話し、修理を依頼してみました。私も一応受信機のふたをあけ覗いてみたのですが、ユニット基盤にICがびっしりと取付られ、「これは手がつけられないぞ!」
アナログ人間の私には、ICの詰まった受信機の修理は無理と諦めていました。

 ところが彼は、
「見てみましょう。1週間ほど預かります。」
 と簡単に引き受けてくれたのです。

 数日経ってそのプロ用受信機をかかえ、
 「直りました。ICが1個こけていました。」
 「えっ、もう直ったって!」
 と私は驚きました。アンテナをつなぐとバッチリ復活しているではありませんか。
 壊れたICは、わずか170円だとのことで、二度ビックリです。

 その後も、彼の技術力の高いことに何度も驚きました。

 三井氏の技術の技術力は、勤務していた医療機器メーカーにあります。CTなどの大型医療機器は、高い電圧を扱ったり、何キロワットという大型発振装置が使われているそうなのです。使用周波数もHF帯で、現にアマチュア無線家の中には、医療用機器をアマチュアバンドに改造し使われています。

 三井氏は、この大型医療機器をアフリカ、南米、アジア各国に出かけ設置や保守をされていたとのことなので、アマチュア無線機器は、容易に保守が出来るわけです。

 保守に出かけ際は、故障が予想されるユニットやパーツを持参して行くわけですが、全く予想外の部分が故障している場合が多々あったそうです。そういう時は、めったに使用しない機能の部分のパーツを外し、故障ユニットに移植し正常動作させるそうです。しかし、これはベテランの三井氏ではの神業対応で、若い技術者には対応出来ないことです。

 折角日本政府が援助した大型医療機器、農業機器などが、わずか一カ所の故障で使用不能になり「ただの鉄の箱」になっている例は少なくないそうです。

   
   CTの修理




2 飲食、交通費無しのボランテア支部運営
 私、原が平成6年、理事(北海道地方本部長)になって一番驚いたのは石狩後志支部の会計です。
当時は、JARLで養成課程講習会をやっていたので、財政は豊かでした。そのため石狩後志支部には、年間100万円という現在の3倍もの支部費が投入されていました。

 その100万円の支部費のうちの約半分が、支部役員の飲食に使われていたのです。私は、本部長として、当時の支部長に飲食の大幅削減を指導しました。支部費は支部事業に支出するよう指示したのですが、翌年度もまったく支部会計は改善されませんでした。支部費は、役員に食いつぶされていたのです。

 そんな時期に三井氏に会い、幸いにも三井氏が選挙で選ばれました。三井氏の支部運営は徹底していました。
支部役員の少人数精鋭化、食事代、交通費などの支出を大幅に削減し、事業費につぎ込む理想的な運営に改善してくれたのです。

ラジオ製作会

   
   



3 FCCのボランテア試験官と養成課程講習会の講師

  三井氏は、アメリカのFCC エクストラ級の資格を持ち、また、日本では数少ないボランテア試験官をされているとのことでした。日本と相互運用協定を結んでいるのは、ほんの10数カ国ですが、FCCの資格を持っていると世界180国でアマチュア無線を出来るようです。

 三井氏は、FCCの資格はエクストラの免許だけでなく、ボランテア試験官の資格も取得、札幌はもとより北海道各地でFCCの試験を実施しています。

 日本の資格はもちろん第1級アマチュア無線技士で、正式に1kWの免許を得て、バリバリ海外との交信をしています。リニアアンプは真空管式で、オールバンド1KW出せる自作のものです。先日もリニアアンプのバンドスイッチがダメになって、困ったとのことでしたが、次に会った時には、
「真鍮板を加工して接点を作り直したよ!」
とのこと。

FT-8など新時代の通信方式が認められると、あっという間にシステムを構築して、運用を始めました。
「1年で5千局出来た」
とのこと。これだけアクティブに運用するとリニアアンプのバンドスイッチが溶けてしまうのも不思議ではありません。

 4アマ、3アマ講習会は、JARLの時代から講師をやっていたとのこと。NPO法人ラジオ少年で講習会を始めた時から10年以上も法規、工学の講師を務めてもらっています。受講生によると、様々な体験談も織り交ぜて講義をしてくれるので、とても楽しかったとのことです。

FCC試験の札幌チーム

   
 
FCCの試験に挑戦される方は、下記URLまでご
連絡下さい、

URL: http://sapporo.aprs2.net:81/vec/







4 デイトンハムベンションと海外運用

 私が三井さんと知り合って18年ほど、毎年のようにデイトンハムベンションに参加されています。私は一度もデイトンには行ったことがないので、海外製品の情報は、三井さんの情報にたよりきっています。
三井さんは、会社では海外での仕事のために、英語や中国語をみっちり勉強させられたらしく、専門用語はもちろん日常会話には不自由していないようです。

デイトンハムベンション

   
   


VKでの運用

   
   


5 身体に障害のある方への援助、そして、青少年への援助

 なかなか出来ないのが、障害のある方への援助です。
 三井氏は、某OMさんが病気のために視力が衰えログの書き込みとQSLカードの発行が出来なくなったと聞いて、月一回そのOM局のところを出かけ、録音記録されたQSOデーターからログに記録し、そして、QSLカードを発行しているとのことです。
 障害のある方達の学校に勤務していた私は、退職後は障害のある方になにも援助をしていませんので、恥ずかしくなる思いです。

 また、養成課程講習会で指導した高校生が、リグを買う予算がなく開局出来ないことを聞くと、修理したリグを何人にも提供し、開局を援助しているとのことで、まさにハムの鏡と言えます。

 私達は、自分のためには100万円のリグをそろえ、数百万円をかけアンテナあげるなどがあたりまえのようにやっていますが、三井氏の若い方への投資には頭のさがる思いです。

 抜群の技術力、16年もの支部長経験、海外経験、障害のある方や青少年への支援を続けている三井氏が、JARLそしてアマチュア無線をいっそう発展させてくれるものと確信しております。

 JARLの全国の会員の皆様JA8DKJ三井氏への応援をよろしくお願いいたします。

 <文責> JARL副会長 JA8ATG 原 恒夫